てくてくガジェット

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音楽も聴ける多機能イヤホン翻訳機「Timekettle M2」を試してみた

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「てくてくガジェット」における2つ目のエントリーとして、今回は多機能イヤホン翻訳機「Timekettle M2」を取り上げます。クラウドファンディングサイトのMakuakeにてプロジェクトが掲載中で、多くの出資を集めている製品です。翻訳ツールとしてだけでなく、TWSイヤホンとしても使えるとのこと。

プロジェクトの詳細は下記リンクからどうぞ。

www.makuake.com

なお、今回のレビュー執筆にあたっては「Timekettle M2」のサンプル提供を受けています。それでは、さっそく外観から見ていきましょう。

丸みを帯びたシンプルなデザイン

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イヤホンが収まっているケースのデザインはとってもシンプル。製造元であるTimekettle社のロゴ印字と、バッテリー残量を表すインジケーターがあります。

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個人的にちょっと驚いたのが、このケースがまっぷたつに割れること。「ぱかっ」という表現がぴったりで、このギミックはクセになりそうです(笑)。

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2つのパーツはマグネットでくっつく形になっているので、「片方がなくなった!」というような事態も防げそう。それぞれのパーツにイヤホンがすっきり収まっています。

アプリを用いてイヤホンとペアリングする仕組み

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「Timekettle M2」を使用するにあたっては、専用アプリのインストールが必要。筆者が使っているのはAndroidなので、Google Playからアプリをインストールします。

play.google.com

実はTimekettle社、今回の「Timekettle M2」以外にも「ZERO」などの翻訳機を手がけています。この「ZERO」に関しても、後日レビューを公開予定です。

さまざまな翻訳モード+TWSイヤホンとしての機能

アプリの指示に従いながら設定を進めていくと、さまざまな翻訳モードが使えるようになります。主要なモードは「タッチモード」「リッスンモード」「スピーカーモード」の3つ。それぞれのモードを簡単にご紹介していきます。

・「タッチモード」

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まず「タッチモード」は、誰かと会話をするときに役立つモード。イヤホンを片方ずつ装着した状態で会話をすると、それを双方向にリアルタイム翻訳してくれます。

本当は外国人の知り合いとデモンストレーションを行えたらベストだったのですが、今回は残念ながらそれが叶わず。自分がイヤホンを2つ装着した状態で試してみました(笑)。

たとえば「こんにちは」と話すと、片方のイヤホンからは「Hello」という形で音声が流れます。同時にスマートフォンの画面上でも文字として表示されるので、コミュニケーションがスムーズになりそうですね。

・「リッスンモード」

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「リッスンモード」は、外国語の授業を受けるときなどに使えそうなモードです。このモードでは、外部の音声が翻訳された状態でイヤホンに流れます。先ほどの「タッチモード」同様、テキストも確認可能。ハイテク......!

筆者はYouTubeの動画でテスト。音声スピードが上がったときにどこまで対応できるかは未知数ですが、そこそこ使える印象を受けました(下の動画は音声が少し小さいので、雰囲気だけつかんでもらえたら幸いです)。

・「スピーカーモード」

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最後の「スピーカーモード」では、自分がしゃべった言葉の翻訳音声をスマートフォンのスピーカーから流してくれます。2人での利用を想定した「タッチモード」とは異なり、相手はイヤホンを装着する必要がないので、旅行などで重宝しそうな機能となっています。

TWSイヤホン機能

「Timekettle M2」はTWSイヤホンとしても使えるということで、音楽も聴いてみました。筆者はオーディオ機器にはあまり詳しくありませんが、音質は「シャカシャカ系」という印象。

筆者の環境では音の途切れが気になることもあったので、イヤホン機能はおまけのような感じで考えたほうが良さそうです。ただ、翻訳機能を使わないときでもイヤホンとして機能する点はメリットといえるでしょう。

まとめ

Makuakeのプロジェクトページを見たときに、「機能の具体的なイメージはわかないけど、ワクワクするようなデバイスだなあ」という感想を持っていました。実際に機能をひと通り試してみて、そのハイテクさに驚くばかり。ドラえもんひみつ道具が現実のものになったかのようです(笑)。

翻訳精度やユーザビリティなどにはまだまだ改善の余地があると思いますが、「Timekettle M2」は今後のアップデートでさらに進化するとのこと。今年12月末に、高精度翻訳エンジン「DeepL」・日本国内トップシェアの音声認識エンジン「AmiVoice」への対応が予定されています。

将来的にこのようなデバイスが普及すれば、多くの人が異文化コミュニケーションを楽しめるようになりそうですね。